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読み手はどこまで言ってもいいのだろうか

 2007-12-22
 いかりや長介氏の自伝『だめだこりゃ』を読んだのですが、実に興味深い本でした。
 (今更といえば今更ですけど……)

 特に印象的だったのは、やはり「全員集合」にまつわるお話。
 高視聴率を稼ぎながらも、PTAなどからは「低俗番組」のレッテルを貼られ、
所詮は子ども向けの笑い、と言われながらも、いかりや氏が必死になって
質の高い「笑い」を生み、演じていた事がひしひしと伝わってきます。

 我々、演じ手は失敗すると次の日から街を歩けなくなる恐怖が常にあった。
「ウケないかも知れないけどやるだけやってみようよ」というような
ネタではダメなのだ。一度こっきりの生本番なのだ。
(文庫版、121ページ~122ページ)

 という言葉がその事を象徴しているように思います。

 観る者を笑わせることがいかに大変か、という並々ならぬ苦労が伝わってくるのですが、
これはコメディアンに限らず、小説家や漫画家にも言えることでして。

 一方、作品を受け取ったり、接する側はどうかと言いますと、
面白いものを面白いといい、つまらないものはつまらないと言う。
 それはそれで普通というか、よくあることではあります。
 ですけど、作者が苦労して生み出した作品を、あっさりと「つまらない」
と言うのはどうだろう、という思いがあるのも事実です。

 遠慮なく言う方が、より良い作品を生む事につながるかもしれません。
 ですけど、これは言い方が実に難しいですね。単なる暴言であってはなりませんし。

 言われる方も納得できて、かつダメージを受けにくいように
配慮する必要があるのは言うまでもありません。

 今の私にはそこまでの力量・知識が乏しいので、つまらないとか
ここは良くないという意見は、「今は」書いてません。
 たまにあるかもしれませんが……。

 「今は」とあるのには事情があります。
 このブログを始めてしばらくは、気に入った事もそうでない事も
遠慮なく書いている方でした。
 ただ、後で読み返してみて、後者はあまりいいものではないな、
と思ったので次第にそうしたことは書かなくなりましたけど。

 今はお気に入りの事を中心に書いてますが、この方がやはり
書いていて気分がいいです。
 恐らくは読まれる方も、そう不快になる事はないのではないかと思います。
 まあ、人によっては「この偽善者め」と思う方もいるかもしれません。

 作品の面白さとつまらなさを両方きちんと語れれば一番いいのでしょうが、
読み手もそれなりの力量・知識が無いと、批判は中々難しい。
 自分の読み手としての力量は、これからも上がる事はないでしょうから、
今まで通りお気に入りについて語ることになるのでしょう。
 仮に上がったとしても、やはりお気に入りの事を書く方がいいので、変わらないとは思いますけど。

 何だか自分で自分のハードルを上げてしまった気がしますね。
 まあ自分で上げたハードルは自分で下げます。
 こんな調子では、天国で長さんが「だめだこりゃ」と言っている気もしますが(笑)。
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