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『カギっこ』1巻(著:山口舞子)感想

 2007-12-17
カギっこ1巻
 今年に入ってから知ったこの作品ですが、じんわりと心温まる作品だと思います。
 もしお時間がございましたら、この文章によろしくお付き合い下さい。

◎好きなところは?

 大きく見れば、二つあります。
 まずは、お母ちゃんのみつに対する、少し過剰なまでの愛情の注ぎぶりが生む笑い。
 もうひとつは、みつが通う学校の保険医で、みつの隣人でもある桂先生の行動が生む笑い。
 この2点が、私にとっての『カギっこ』の魅力なのです。
 とにかくこの二人の行動は、読んでいて笑ってしまう事が多いです。
 ただ、桂先生が登場するのは1巻の終盤ですから、
お母ちゃんと先生にまつわるお話は少ないのですけど。
 2巻以降では、両者が生み出す笑いを楽しめる回数が増えると思います。

 それぞれが別々に行動していても笑えるのに、この二人が
一緒になったら、笑いの化学反応が起きるのも無理からぬ事でして。
 というのも、二人ともみつの事が好きだからです。
 お母ちゃんがみつを好きなのは、みつの母ですから、まあ当然でしょう。
 でも桂先生も、どうやらみつの事が気になる様子。

 お母ちゃんは、桂先生にみつを取られまいと必死になります。
 これがまた大人気ないんですね(笑)。
 
 桂先生は、お母ちゃんが側にいてもまるで気にすることなく、
みつが気に入る事をしたり、みつから先生にスキンシップをとること
もありますから、みつラブのお母ちゃんが冷静でいられるわけもありません。
 そんな状態のお母ちゃんのちょっとした暴走振りに、思わず笑ってしまうのです。
 
 桂先生は桂先生で、見かけと実際のギャップが笑いを生む事もあります。
 見た目はクールでもてそうなのに、料理が苦手だったり、
どこかひょうひょうとしていたり、とぼけた感じがしたり。
 「この人がこんな事を?」と思うこともあり、それが笑いに結びついていると思うのです。
 
 でも、この二人が生む笑いも、みつという存在があればこそだと思います。
 私はこのあたりをつい忘れがちになるので、気をつけたいところです。

◎道端に咲く小さな花のように

 ところでこの作品、絵柄もお話も決して派手ではないと私は思っています。
 でも、ふと目をやって、しっかり見てみれば(読んでみれば)、
じんわりと心にしみてくる良さがある作品だと思うのです。
 例えてみれば、こちらが気にかけたり目をやらない限り、
存在に気付かれることなく咲いている、道端の花のようなものでしょうか。

 もう少しこの作品世界を見てみます。
 登場人物に、何か人より優れた特殊な能力や技術があるわけでもありません。
 物語の世界も至って普通の日常が描かれているだけです。

 それでもこの作品が私の心の中にひっそりと、でもしっかりと存在するのは、
好きの度合いこそ違っても、みつを好きである事で共通している人達がいて、
その人達がみつのためにするさまざまな事が笑いを生んでいるからです。

 そしてその笑いは、どこか温かく、やさしい。
 お母ちゃんが桂先生に意地悪をしようと考えても、決して不快にはならない。
 なぜなら、ちゃんと何かしらのフォローがあるからです。
 それにより、お母ちゃんは自分の考えを改めたり、良心に悩む事になります。
 そのフォローとは大抵の場合、みつが母を想う気持ちなのですけど。

 みつがお母ちゃんを想う気持ちがあるからこそ、お母ちゃんの多少の暴走や、
桂先生に対する意地悪さも不快にはならず、逆に笑いを生み出しているのだと思います。
 
 こうしたじんわりと効いてくる温かさが、私がこの作品を好きな理由なのかな、と考えたりしますね。

◎最後に

 少し長々と書き連ねてしまいましたが、それというのもどうして私は
『カギっこ』がお気に入りなのだろう、と考えてみたからでして。
 まだまだ上手く伝えきれないのがもどかしいですけど、読んでくださった方へ、
ありがとうございます、と言いたいです。
 他にもお気に入りの作品はありますので、いずれ私なりの感想を書きたいですね。
 どれだけの方が読んでくださるかは、神のみぞ知る、ですが(笑)。
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