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『クレイジーキャッツ ホンダラ盤』

 2007-10-01
 何故か分かりませんが、急に植木等さんの歌が聴きたくなりまして、動画サイトで見つけた植木さんの歌を聴いているとCDが欲しくなるのは人の常。
 いてもたってもいられずCDを買いに行きましたよ。
 というわけで買った一枚が、今回取り上げる『クレイジーキャッツ ホンダラ盤』(東芝EMI。05・1・26発売。2枚組み。定価3,200円)。
 
 帯によると(結成?)50周年記念盤で、「スーダラ節」「ハイそれまでョ」などメジャー曲のほかに、市販されなかった音源(「スイスイ音頭」「ちんじゃらボッサ・ノバ」など)を含むCDだそうです。

 1枚目には20曲、2枚目には23曲の全43曲というボリュームで、聴き応えは十分。
 ブックレットには、4ページに渡り、1961年から1967年までの、クレイジーキャッツの歴史と彼らを取り巻く当時の状況が書かれた解説文があり、曲ごとに発表年月日と簡単な解説がついているので、初心者には嬉しい配慮となってます。
 CDの受け皿(?)にはシングル19枚のジャケット写真が載っているのも何だか嬉しいです。

 全部で43曲も収録されているので、お気に入りの曲全てについて語るわけにもゆかないので、各盤から3曲を選んで感想など。

○Disc1
・スーダラ節/植木等、ハナ肇とクレイジーキャッツ
 作詞:青島幸男 作曲・編曲:萩原哲晶

 原点にして頂点であり、到達点。定番中の定番ですが、この曲抜きに植木さんやクレイジーキャッツを語ることは出来ません。
 軽いようでいて人生の真理をとらえたような、とらえてないようなつかみどころのない歌詞、日本的でありながら、どことなくお洒落なところの漂うメロディーとアレンジ。そして植木さんの完璧なまでに飄々として嫌味のない歌いっぷり。全てが完璧。

・無責任一代男/植木等
 作詞:青島幸男 作曲・編曲:萩原哲晶

 サラリーマン賛歌のようでいて、実はサラリーマンを揶揄しているようにも感じられる、これまたとらえどころの無い歌詞。
 作詞の青島氏によると、「卒業、就職の時期に結核を患い、やむなく大学院に籍を置いて、療養生活を余儀なくされ、身の保証の何一つないヤクザな稼業に追いやられた私としては、『サラリーマンがナンボのもんじゃい』とうらみがましく思っていた」(『わかっちゃいるけど・・・シャボン玉の頃』)(ウィキペディア、青島幸男の項より)とのこと。なるほど。
 そうした事情を置いても、これまたメロディー・アレンジ、歌唱の全てががっちり上手くかみ合った曲だと思います。

・ハイそれまでョ/植木等
 作詞:青島幸男 作曲・編曲:萩原哲晶

 大人の夜の雰囲気たっぷりの、泣きのサックスの響きのイントロに導かれ、物悲しいメロディーに乗って歌い上げたかと思いきや、突然明るく、軽快な曲調に変わる様は見事としか言いようが無いほど。
 ここまで激しくスイッチの切り替わる曲はそうそうないのでは?
 ビートルズでさえここまですごい曲は作ってないしw
 2番と3番の間の演奏も緊迫感がある。
 最後は泣きながら歌ってますし。物すごい演技力。
 
○Disc2 
・無責任数え唄/植木等
 作詞:塚田茂 作曲・編曲:萩原哲晶

 青島さんが作詞ではないものの、十分に人を食った内容になっているのがすごいところ。
 数え歌なのに、「5・6・7抜かして知らん顔」ですし。
 バックの演奏も、とにかく聴き手を躍らせることに命をかけているようにも思えるノリのよいものになってます。
 実際聴いていると体がリズムを取ってますし。
 大太鼓の響きが物すごい音圧となって、聴き手に迫ってきます。
 (余談ですが『スーダラ外伝』に収録されたリメイクでは、随分軽い感じになってしまったのが少し残念。)

・遺憾に存じます/植木等
 作詞:青島幸男 作曲・編曲:萩原哲晶

 バックは寺内タケシとブルージーンズ。ロックバンドを従えながらも、曲調は和風なので、ロックというよりは、(強引にたとえるなら)民謡っぽい演奏になっているのが笑えます。
 もう少し細かく聞けば、歌の部分は民謡よりの、間奏部分ではロック寄りの演奏に思います。
 二つの異なる要素を違和感無く融合させたアレンジのセンスは、
中々のものではないでしょうか。

 楽器の音は昭和40年代前半の音、ですね。
 リバーブを深めに効かせたギターと、ペケペケした音色のギター、
ヒョロヒョロした感じの音色の電子オルガン…
 もうあの頃の音色です。
 でも、ドラムやベースは結構迫力ある音で迫ってくるんですよね。
 広がりもありますし。

 曲の最後でバック(というかギター)が上下にテケテケをして暴れまくり、それを植木さんが怒鳴ってたしなめる演出があるのですが、ここでの植木さんの怒鳴り声を聴いていると、実際はとても実直で真面目な人柄だったという植木さんの素顔が出たようにも感じられます。

・シビレ節/植木等
 作詞:青島幸男 作曲・編曲:宮川泰

 いろんなものに夢中になったり、苦労している当時の様々な世代・職種の人々を歌いつつ、「おやじはふぐ食って これまたまたまたシビレてる」とか「じいさんも●●(中気)でこれまたまたまたシビレてる」などアブナイ歌詞が織り込まれているのがまた素晴らしいですw

 以前、立川談志師匠がパーソナリティを勤めるラジオ番組でこの曲がかかったことがありますが、その時は伏字の部分に「ピー音」がかぶってましたね。
 更にはこの曲をかけた後に師匠が「こんな歌詞を書く人が政治家や都知事になっちゃいけないね」という旨を述べたのには笑いました。

 このCD、基調としている色が赤なのですが、カンの鋭い方は察しがつくとおり、青を基調とした『ハラホロ盤』もあります。
 恐らくビートルズのベスト盤、通称赤盤・青盤を意識しているのでしょうね。
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