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コミティア100で出会った本たち(その3)

 2012-05-15
 今回はページ数のある再録集についてです。読み応えありすぎて楽しいです。
 というわけで今回は

◎『蝴蝶酒店奇譚』(WATTS TOWERさん)
◎『きらきら、てくてく。』(Chiharoomさん)


 の2冊です!

◎『蝴蝶酒店奇譚』(WATTS TOWERさん)

蝴蝶酒店奇譚

 本作は2009年から2010年にかけて3誌(『まんがタイムジャンボ』、『まんがタイムラブリー』、『まんがタイムスペシャル』)にて掲載された板倉梓先生の「蝴蝶酒店奇譚」(ホテルウーデップきたん)シリーズをすべてまとめた再録集。読み応えあります。

 「歌賦都市」(ゴーフーシティ)という、香港などに似た架空の都市にあるホテル「蝴蝶酒店」(ホテル・ウーデップ)を舞台に繰り広げられるドラマは時に物悲しく、時にやるせなく、そして時にコミカルだったりとバラエティに富んでます。
 というわけで、各話の簡単な感想を書いてみました。

・1話:謎(と包帯)に包まれた美人の正体に驚きました。ライには何といえばいいのか分かりませんが……(笑)。
・2話:切ないお話。プイプイの不思議さがクローズアップされてますね(成長しない、というか年をとらない?)。
 プイプイは今回のように知り合いが亡くなるのを何度も経験していると思いますが、それを考えると何とも悲しいものがあります。
・3話と4話:唯一の前後編。田舎からやって来たミンカの生い立ちについて考えてみたり。
 親(などから)愛情を受けなかったからあのようなことをしていたのかな……。ほろ苦いお話です。
・5話:姉と弟、お互いのことを大切に思っていたのに、喧嘩別れしたうえ死別、という切なさ。でもラストで少しホッとしました。
・6話:謎めきながら進むお話とコミカルなオチという構成の巧みさが生きていて面白かったです。普段強気できつい表情のアネモネが見せるおびえた顔、泣き顔にグッと来ました(えーw)。
・7話:ホテル以外を舞台に繰り広げられる、お金では買えないもの・愛のお話。
 お金があっても本当に好きな人と結婚できないセレブ・リルがかわいそうではあります。お金も大事ですが……。そして女性運に恵まれないライ……(笑)。
・8話:幻想的なお話。ライの故郷で久々に再会した、ライの初恋の相手の正体の意外さが面白かったです。しかしライは女性運がないというか(笑)。
・9話:少し謎めきながら進むコミカルなお話。ライいわく「さわやかなイケメン」バンリの最初と最後のギャップも面白いです(笑)。
・10話:賭博師マンナ登場。少し怪奇めいていて面白いです。マンナのイケイケな面もいいですが、髪を黒くして真面目に働くところもいいですね。働いている場所に問題が無くはないですが(笑)。
・11話:超常現象ハンターのミザリーさん。方法に問題が無いわけではないですが、夢を具体化してきたことは評価していいかも?
・12話:メインキャラはプイプイでもライでもなく、新米婦警のテレサ・ホイさん。このキャラも田舎から出てきたそうで、大都会・歌賦都市が怖いのも分かります(笑)。あとお目付け役のチョウ警官、「野村24時」の野村に似てるような……。性格はまるで違いますし強面ですが。チョウの過去もちょっと意外でしたね。コミカルな終わり方も好きです。

 しかしこうしてみるとライの女性運の無さが……(笑)。

 現在COMIC ZINととらのあなにて販売されている模様です。

 COMIC ZIN 通信販売/商品詳細 蝴蝶酒店奇譚
(COMIC ZIN通信販売のページへ)

 【とらのあなWebSite】蝴蝶酒店奇譚(とらのあな通信販売のページへ)

 ちなみに(ペーパーでも書かれていましたが)本作と似た世界観を持ち、第5話に登場するキャラ・マオに似た少女(板倉先生いわく、「スターシステムを採用」)タオが主人公の漫画の単行本『タオの城』(芳文社)が6月16日に発売されます。
 今年の春まで『週刊漫画TIMES』(芳文社)にて連載されていた作品ですが、田舎から職を求めてやってきた青年・孔明が混沌とした百窟城(ひゃっくつじょう)の管理人となり、謎めいた少女・タオや、わけありな百窟城の人々との交流やドラマを描いた作品です。毎回楽しみに読んでいただけに単行本化は嬉しい話でした。

 「タオの城」単行本がでます!!!!!(板倉先生のブログ、WATTS TOWER ブログへ)


◎『きらきら、てくてく。』(Chiharoomさん)

きらきら、てくてく。

 以前『まんがタイムスペシャル』にて連載されていた笹野ちはる先生の4コマ漫画が、ついにまとまった形で読めるようになりました。
 あとがきにも書かれていますが、連載1話目から変更を余儀なくされ相当苦労されたそうですが、連載中はもちろん今回改めて通して読み返してみても、そうした苦労があったことは感じられないほど筋が通りきちんと大団円を迎えた作品だと思っています。当時はなぜ単行本化されないのか不思議でなりませんでした(今もですが……)。

 さて本作ですが、結婚詐欺にあった元OLの忍が、偶然働く事になったカフェの店長と店員のなつさんのおかげで、明るさと自信を身に付けてゆく過程が丁寧に描かれています。
 1話目ではやや一方的な感じもあったなつさんですが、その後はそういうこともなくなり、おせっかいにならないギリギリのところで面倒見がいいですし、何より行動力があるので本作では重要なキャラだったと思うのです。
 なつさんのようなキャラ無しでは、忍も店長もなかなかお互い想いを表に出せずにいたでしょうね。

 途中から登場する、なつさんの息子・和也くんもドラマ作りに貢献していましたのが見逃せません。
 受験生の和也くん、カフェで働く忍を好きになり、何かと口実を付けて一緒にいる時間を作りますが、これが店長の忍への想いを意識させる事になってしまいます。その点ではかわいそうではありますが……。若いんだから次があるさ!

 ラストで姿を現す結婚詐欺師の男、徹底的に悪いキャラとして描かれていますが、それゆえに忍と店長がお互いの想いを確かめる事ができましたし、同情の余地は一切ありません(笑)。

 これもあとがきにありますが、どうやらなつさんも過去に何かあった設定があったようですが、具体的には触れられてはいません。そこが気になるところではありますが……。
 個人的には、忍が前向きになる様子と、店長との恋愛が実る様子が丁寧に描かれているのが好きだったこの作品。
 単行本化こそされなかったものの、こうしてまとまった形で読めるようになったのが嬉しいです。

 現在(5月17日)は通販が行われていますので、アドレスを以下に書いておきます(これにともない、通販はしばらく先になる旨の記述を削除しました)。

 http://www.toranoana.jp/mailorder/article/04/0030/04/63/040030046340.html


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