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『ウチはおおきい』(ざら:著、アフタヌーンKCDX、講談社)

 2011-04-09
ウチはおおきい


古い洋館を改装したアパート「ウチワ荘」に集う、女子高生で大家のカナエ(ひきこもり)、高スペックお姉さんのリョウ(失業中)、ブルジョアニート大学生のメイ(多重留年中)。
 三者三様ワケありの彼女たちが織り成す毎日は、色々あっても楽しく華麗に続いていくのです!

(単行本帯より)

Let's ドロップアウト?

 「ひきこもり、失業中、多重留年中」と社会的にはドロップアウトしているキャラばかりですけど、暗さはみじんも感じさせず、楽しいことばかりというのが良いですね。
 「さあ、私たちと一緒にドロップアウトしましょう!」と誘いかけているかのようです(笑)。
 現実はそう甘くは無いのですけど……。先立つもの=お金が必要ですから。

 でもカナエは大家さんですし、実家に戻ることも可能なのでお金に困ることは無いです。
 メイは実家がお金持ちですから当然お金に困ることも無く(一応学費・家賃以外は自分で稼ぐよう実家から言われてはいますが、家賃の安い「ウチワ荘」に住むことで差額をおこづかいにしてるようです)。
 一番大変なのは失業中のリョウですが、メイの同居人ということで家賃は免除、それ以外のお金はバイトで稼いでいるので何とかなっているみたいです。

 こうしてみるとドロップアウト(気味含む)しているとはいえ、切実にお金に困っているキャラはいないからこそ成り立つお話なわけで。
 簡単にドロップアウトできるはずも無いですね(笑)。
 となると、本作はつかの間のモラトリアムにおける輝きを切り取った作品と思ったのですが……。

楽しい日々よ、永遠に

 でもカナエもメイもリョウも、それぞれの状況は変わらないままお話は終わりを迎えています。
 カナエもメイも卒業はしてませんし(そこまで時間が経過していないからですけど)、リョウも就職は決まらないままです(ブラック会社や、大学時代の友人で起業家のかまちの会社に短期間務めたことはありますが)。

 もし最終回で、カナエとメイの卒業とリョウの本格的な就職が決まって大団円となっていたら、先に書いた「モラトリアムにおける輝きを切り取った作品」と言えたでしょう。
 でもそうはならなかった。
 それは、いつか復活する時が来るかもしれないからと見ていいでしょうか。
 1冊で終わるにはまだ早すぎると思っていますので、続編が描かれるのを楽しみに待つとしましょう。
 この3人によるにぎやかな日々をまだまだ楽しみたいですから。

かまちさんインパクトありすぎ(笑) 
 
 本作にはメインの3人のほか、カナエのクラスメート・鴨居紀乃子、「ウチワ荘」を改装した大工さん、屋台を営む出稼ぎ外国人・但馬ハルさんも時折登場してにぎやかさに花を添えますが、終盤登場したリョウの友人・樋口かまちさんが強烈でインパクト強いです。

 というのもかまちさん、女起業家でリョウのことが大好きな百合な人ですから(笑)。
 リョウが居酒屋で酔ってしまい、自分の体の上に置いたすき焼き用の具を持ち帰って、後日すき焼き弁当にして食べたり、リョウに襲い掛かって服を破いたり……w
 終わり際に登場したキャラだから読者に印象付けるためにこうなったのか、それとは関係ないのかは定かではありませんが、奔放で愉快すぎです(笑)。

 他にもかまちさんのリョウへの好きすぎる思いが生むギャグはありますが、それは単行本を読んでお確かめくださいませ。


・試し読みページ(T-Timeというソフトをダウンロードして、インストールする必要があります)
 ウチはおおきい
・T-Timeダウンロード用ページ
 T-Time Crochet:ダウンロード

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