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コミティア92で出会った本たち(その4)

 2010-05-16
今回は2冊の感想を。一応これで最終回です。

○『ジャポニカ自由帳28(簡易版)』(ジャポニカ自由帳:こてはし直樹さん、コサカトシフミさん)

 こてはしさんこと重野なおき先生、コサカさんこと小坂俊史先生によるサークル・ジャポニカ自由帳。
 今回はお二人とも和むお話です。

 こてはしさんの「されどアルバイト」は、一人暮らしを始めて「やりくり」にあこがれる青年のお話。
 最初は親からの仕送りも拒むほど意気込んでアルバイトをしますが、家賃分も稼げなかったことから親の偉大さを思い知るのでした。

 わずか4本の4コマですが、きっちりとした構成となっているのが見事です。
 どのお話も読んでいてうなずいてしまうものばかりなのも、好きなところです。
 
 コサカさんの「少し前の俺ときたら。」は、近未来を舞台にした和むお話。
 あいにく私には分かりにくいところもあるのですが、いいお話だと思います。

 総務省がネットでの匿名書き込みをプリントアウトして郵送したり、「微妙にいいニュース」を大量配信する意図が分かりませんでしたが、その「微妙にいいニュース」の内容、それに対する主人公の書き込み内容が共に心に残るのです。
 あと、過去の書き込み(匿名であるのをいいことに、暴言とも取れることばかり)を読み返す主人公が、過去の自分に苛立つ描写に共感したり。
 私は感情に任せたことを書かないよう気をつけてはいますが、過去のネットでの書き込み(ツイッターとか)を読み返すと「何でこんなこと書いたんだろう……」と思うことがありますので。

○『SEVEN DAYS』(UA:寺本薫先生

 過去2回コピー誌で出た本の再録集。
 先生と生徒、女性同士のゆるやかな恋愛ものですが、二人のかみ合わなさに笑い、通じ合う部分に心がときめく。そんな作品です。

 保健室の先生・斉藤さつきはとても無邪気。
 同じ学校に入学した影山雪と数日間会えなくなるという理由で、雪に「お見送りのチュウ」を迫ったり(雪に預けた飼い猫に代わられてしまいますがw)、雪と会えなくなる寂しさを顔に出したり、同僚の高槻先生に自分の好きな人(=雪)の好きなところを包み隠さず話したり……。

 多分さつきには悪気は無いのでしょうけど、その無邪気さが雪や高槻先生を戸惑わせたり、苛立たせるのが読んでいてハラハラしたり、やきもきしたりする原因なのかなとも思います。

 そしてさつきを好きなのに、それを素直に表に出せない人たち。

 まずはさつきと本命(?)の女子高生・影山雪。彼女は本当に素直じゃないです(笑)。
 さつきを追って彼女がいる高校に入学したのに、なかなかそれを認めなかったり(最終的には詰まれますがw)、さつきと数日間会えなくても寂しくない振りをしたり、本当はバレンタイン用に買ったチョコを「ただの買い置き」と断った上でさつきに渡したり……素直じゃないですね。ツンデレかというと少し違うかも。

 もう一人は皐月の同僚・高槻先生。
 高槻先生もさつきが好きなのですが、それを表に出せないのが読んでいて切ないです。
 さつきの好きな人が自分に似てると聞いた際の「少しだけ誇らしくて 少しだけ胸が痛い」のモノローグが、切なさを強調してますね。

 ところで先ほどは、さつきは無邪気と書きましたが、彼女も素直ではないところもあるような気がします。
 というのも、さつきの飼い猫の名前、雪には「むーちゃん」と言っているのに、本当は「ユキ」と名づけていたのですから。
 雪のクラスメートたちが、たまたま雪の名前を呼んだらそれに猫が反応したから判明したのですけど、どうして伏せていたのでしょうね?(笑)

 巻末にはラフスケッチ、プロットイラストがいろいろ載っていますが、その中には『はじめ×くろす』(まんがライフWINで連載中)の、はじめとほのからしきキャラも見えます。
 あと描きたいものとして「男装百合漫画」を挙げていますが、読んでみたいです……!(笑)
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