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『まんがタイムきららフォワード』2009・9月号感想

 2009-08-03
 ゲストとして「かなめも」が掲載されている今月号。
 初見の人にも分かりやすいお話に好感を持ちました。

 全体的には突出して面白い! と思える作品は無かったのですけど、裏を返せばどれもそれなりに面白くて甲乙付けがたい、そんな号でもありました。
『S線上のテナ』(岬下部せすな先生)

 恭介と出会って以来、視野が広がり世界も開けてきたアルン。
 兄からは、恭介の世話が済んだら新しい上層部に入る事を持ちかけられ、順風満帆な人生を歩めるように見えますが、今の彼女には仕事よりも恭介の事が気になるだけに難しいものです。
 
 恭介と一緒に上層部で働く事を願うアルンですが、肝心の恭介の願いは以前のように音楽教室の講師となり、生徒たちの喜ぶ顔が見たいというもの。
 一応は自分の願いよりも、恭介の願いを優先しようとするアルンですが、恋心を最後まで押さえきることになってしまうのでしょうか。

 その一方、地中からテナに近づく謎の音がするところで今回は幕となりますが、テナを一方的に好いているコントラルト(本名はとても長いw)だったりして?

 本編終了後、テナのドラマCDのアフレコレポートまんがが掲載されています。
 岬下部先生もガヤ録りに参加されたとのことですが、すぐ後ろにいた恭介役の杉田智和氏のアドリブ連発に、笑うのをこらえるのに大変だったとは(笑)。

 読んでいる私も驚いたのが、ソプラ役の能登さんに声の高さを変えてもらった場面。
 はじめ幼すぎると感じた音響さんが出した指示が「ソプラあと3センチくらい身長伸びて下さーい」というもの。
 この指示で、ちゃんと年齢を上げた声を出せる能登さんの理解力がすごいです。
 素直に「もう2、3歳高い年齢の感じで」とか言えばわかりやすいと思うのですが、身長が年齢を意味するとは。

『かなめも』(石見翔子先生)

 「まんがタイムきららMAX」で連載中の「かなめも」がストーリー(コマ割り)形式で登場。
 行方不明になった飼い猫を探す事になった、かなちゃんたちの愉快な捕物帖(?)ですが、立派な口ひげのついたネコに違和感がありまくりなのですけど(笑)。

 各キャラの特徴が、初見の人にもわかるようにきちんと押さえられているのがお見事です。
 はるかさんの幼女好きと、かなちゃんに対する暴走ぶり、ユメとユーキのラブっぷり、打算的でありながら優しさを持ち合わせた(でも素直にそれを出せない)代理、みかちゃんがかなちゃんを意識している様子……。
 あと底知れぬ怖さを発するユーキさんの様子もしっかりと(笑)。

『一年生になっちゃったら』(大井昌和先生)

 放課後、駄菓子屋さんにて繰り広げられる、店主のお婆さんとの手に汗握るバトル(笑)。
 海千山千・百戦錬磨な店主が、伊織たちを客かどうかを見定める場面や、ケースのふたを開けたままアイスを選ぶ鈴ちゃんたちに注意するところはスリリングですし、凄味を感じました。
 (余談ですが、私が子ども時代、近所に駄菓子屋さん無かったのですけど、それに近いお店はあったのを思い出したり。でもお店のおばさんは優しい方でした。懐かしい。)

 伊織たちは小学一年生だけに背が小さく、ふたを開けないとアイスを選べない。
 打つ手なしと思われたら、先のおばあさんが踏み台を作るのですが、それを含めてその後の場面が実にいい感じです。
 おばあさんの厳しさと優しさが、納得ゆく形で現れているだけに、説得力を感じましたね。
 厳しさを見せるのは、子どもたちがマナーを守らないから。
 優しさを見せるのは、子どもたちが困っているから。
 こうした、当然といえば当然のことも、今では難しくなっているのかもしれないだけに、印象に残ったのかもしれません。

 おばあさんと伊織たちのバトルと交流(っぽいもの)がメインのお話ですけど、他にも印象的なところがあります。
 それは、冒頭とお終いのほうで見られる、夏らしい描写の数々。
 冒頭では、うだるような真昼の夏の暑さが表現されている所が。
 お終いのほうでは、みんなが晴れ渡った空を背にアイスを掲げる場面に目を奪われたのでした。
 決して鈴ちゃんのパンチラにではありませんw

 蝉の鳴き声が響く中、冷たいアイスを食べた後の伊織たちが、アイスの冷たさにやられてうずくまるのが、また微笑ましいです(笑)。
 蝉の鳴き声が頭痛の擬音に変わっていたりするのもw

『執事少女とお嬢様』(真田一輝先生)

 執事服に身を包んだひなたが、執事としての技量はともかく、彼女が仕える沙綺のために頑張ろうとする心意気が描かれている今回のお話。
 
 ひなたの憧れの対象だった沙綺が、学校と家での振る舞いのギャップが激しくて戸惑うも、先輩執事少女・東海林さんの揺るぎない言葉(執事に必要なものは「愛です」と答えた)のおかげか、以前に増して沙綺に尽くそうとするひなたの変化も見どころですね。
 沙綺とひなたが、お風呂場で裸でいる場面よりも(真剣)。

 そして、少しずつではあるものの、ひなたを受け入れようとする沙綺の心境の変化もまた見どころだと思います。
 あれこれ言いながらも、ひなたが静かにしているので心配して様子を見たり、不器用なひなたの代わりにボタンつけをする(ひなたよりはマシな程度ですが)という場面に、そうしたものを感じましたね。
 ただ、ひなたの発言(「あなたのこと 好きになりますっ!!」)には、沙綺でなくても戸惑いは隠せないでしょうけど。
 
 今はまだひなたの想いが先走っているのですけど、そのうちに沙綺との心の距離が縮まってゆくのでしょう。
 コメディ色も散りばめられた本作ですが、ひなたと沙綺の心のやり取り、気持ちの描写が丁寧に、そして読むものに納得ゆく形で描かれ続けることを願います。

『トランジスタティーセット~電気街路図~』(里好先生)

 秋葉原の姿を曲解して伝えるメディア批判の回(?)。

 今回は表裏の激しい売出し中のアイドル、新堂くりすが目立ってましたね(笑)。
 カメラの前では可愛らしさをアピールしながらも、元レディースだけあってかタバコは吸うわ、言葉遣いは悪いわですからw
 売るためのキャラ付けのため、秋葉原のことなど何も知らないのに「アキバ大好きアイドル」としてテレビ番組のレポーターを務めるくりす嬢ですが、とある事情で勃発したすずとのバトルでメッキがはがれたのが愉快です(笑)。

 結局秋葉原の本当の(?)現状をレポートする様子ではなく、すずとのケンカが写され、しかもそれが今の秋葉原の裏側として全国に放送されるということに。
 一応すずとくりすの顔にはモザイクがかかっているとはいえ、二人にとっては不本意極まりない結果になっていますが、くりすの場合は自業自得かと(笑)。
 
 本編とは関係ありませんが(?)開始直後、みどりがキリコとエミ太にバイト先の制服を着せる場面は、狙い過ぎていてけしからんと思いました。もっとやれ(マテ。

 その一方、ほんの一瞬ですけど、みどりがすずに商店街の再開発をほのめかす場面も押さえる必要があるかと。
 今はみどりの言う事を本気にしていないすずですが、みどりが用意したお店のチラシを見て、何か思うところのある表情をしているのが気になりましたし。

『桃色シンドローム』(高崎ゆうき先生)

 ここ最近、冒頭で見られるスミヤと小さな女の子とのやり取りの場面が気になります。何を意味するのでしょうか……。

 そして、これまたここ最近現れているシリアスな要素もまた気になるのでした。
 以前はひたすらスミヤの変態的な言動と、それに翻ろうされる少女(と女教師w)たちのコメディが主体だったと思うのですが、最近はモモが夜に寝ているスミヤの首を絞めたり、今回は終盤でナツナに戦いを挑む(ように見える)場面が出てくるなどしていますから。

 どうしようもないまでにどうしようもない、閉じられた世界で繰り広げられていたにぎやかな日々が、少しずつにじみ出てきた、押さえられていた影の部分に染まってゆく様子に、興味を引かれる自分がいるのを感じるのでした。
 みんな幸せになれるのでしょうか?
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