スポンサーサイト

 --------
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
カテゴリ :スポンサー広告 トラックバック(-) コメント(-)

『まんがタイムきららフォワード』08・9月号感想

 2008-07-25
 今回は『Recht~レヒト~』と、里好先生の新連載作品、『トランジスタティーセット~電気街路図』について感想を書いてます。
 例によって長いです。
『Recht~レヒト~』(寺本薫先生)

 今回はカイとアリスの情熱・前向きさがカギかな、と感じました。
 特に、アリスのはカイを心から慕う気持ちにあふれるものである事を、改めて強く感じたものです。
 こうした絆の深さ・強さを丁寧に描いている作品には弱いものでして(笑)。

 どこか似たところのある二人ですけど、情熱・前向きさは少し内容が異なるようにも思いました。
 端的に言えば、カイは後先考えない猪突猛進タイプ(すみませんw)、アリスは視野が広く、先を見据えて、その先にあることを予想した上で、前向きに進もうとするタイプだと思うのです。
 でも二人のそうした気持ちが、二人と関わった人たちの心を(程度の差こそあれ)、変えることができたように感じました。

 カイは自分の管轄外の事件である上、規則上身柄を拘束された女性に会えないと分かっているのに、毎日のように面会にやって来ます。
 とにかく熱意があれば先に進める、というところでしょうか。
 
 そうしたカイの行動は、どこか虚無的な考え方のチェリルを少しだけですが変えたように見えました。
 いや、直接的に変えたのは、情熱に裏打ちされた素直さだったのかもしれませんが。

 カイがチェリルから過去の事件記録を渡されて「ありがとう」と言ったあと、チェリルは驚いたような表情をみせる場面があるのですが、カイの素直さがチェリルの心を少しなりとも変えたように感じたのでした。実際はどうでしょうかね……。
 ひたすらな情熱が、上手く働いたみたいで良かったですね、カイw
 
 次にアリスの場合ですが、こちらはもう少し複雑です。

 カイは一人で過去の犯罪記録を調べるため、アリスはカイの兄と二人きりになってしまいました。
 でもこの状況により、アリスの視野の広さ、先を見据えた上で前に進もうとする意志の強さを知ることができたのです。
 そしてこれらは、アリスがカイに尽くしてゆこうとする絆の深さ、いじらしさを強く感じさせるものにもなっていると感じました。
 更には、カイの兄が、カイを大事に思っていることも。
 個人的には、この二人のやり取りの場面が印象に残りました。
 カイも頑張っていたのですけどね(笑)。

 カイの兄は、カイが今していることを止めさせようとしてました。
 でもそれは、カイの力不足をバカにしてのものではなく、カイを大事に思うからだった事が明らかになっています。

 後先考えず情熱だけで突き進み、正義のみで事件を解決できると考えている感のあるカイですから、カイの兄が口にした厳しい「現実」を前にすればどうなるか心配でならなかったのでしょう。
 
 これらの言葉を受け、アリスはこの先どんな困難が待ち受けていようとも、カイと共に歩む決意を述べています。
 きちんと先のことを予測した上で、それでも前に進もうとするあたり、カイとは違うものを感じました。
 そして、アリスがカイの事を考え、心から尽くそうとする決意も同時に感じたのです。
 本当によくできてます。カイはこのアリスの気持ちを知っているのでしょうか(笑)。
 
 その後のアリスの言葉からも、カイを考えている事がうかがえます。
 カイの周りの人たちが、カイのすることを止めようとするのは、カイが現実を知ってショックを受けるのを見るのがつらいからでしょう。
 それをアリスは「過保護」と言い切ってます。
 何だか単なるパートナーというより、母親みたいですね(笑)。

 そんなアリスの前向きさと、カイを大事に思う気持ちに、カイの兄も安心したのでしょう。
 アリスに「カイのことよろしく頼むね」と言ってます。
 そして「アリス」と名前を口にしてますが、これはカイの兄がアリスを信頼している事の表れでしょうか。
 何気ない場面ですが、ここも印象的でした。

 この後は、カイがチェリルから受け取った過去の事件記録と、一般公開されている情報との違いから意外な事実が明らかになるのですが、このこともカイの周りの人たちが、カイにレヒトは向かないと言っていた一因になるのでしょうか。
 こうして新たな謎が現れたところで次号へ。


 これから先は、面白いと思ったところなどを箇条書きで。

・チェリルのCSは……クラゲ型でしょうか?
 ハートマークが出ているあたり、よほどチェリルのことが好きらしいですw

・チェリルからサド呼ばわりされてしまう同僚ですが、仕方ないかも(笑)。
 チェリルの言うことに同意して、うなづくCSがどこか可愛らしいです。クラゲ型ですけどw

・カイの兄に、カイの事を頼まれたのが嬉しいアリス、勢いよくカイの様子を見ようとしています(笑)。
 気合い入りすぎな感じもしますがw

・カイに差し入れのドーナツと飲み物を運ぶアリスの場面ではパンチラが……w
 そのあともう一度あります。いいのかなw

 
 ……ストーリー(コマ割り)マンガの感想を書くのは難しいですね。
 もっと簡潔に書ければと思うのですが、つい「あれもこれも」となってしまいます。
 字数制限のある媒体では私は書けそうにないですね(笑)。

(以下08・7・26追記分)

【新連載】『トランジスタティーセット~電気街路図~』(里好先生)

 秋葉原を舞台に、電気工作好きで電子部品販売店も経営する高校生・半田すずと、気が強くて、すずのことが好きらしい女の子・さいり、そこに久しぶりに再会するすずの幼なじみ・みどりが繰り広げる(であろう)お話。

 タイトルですけど、「トランジスタ」に昔ながらの「電気街の秋葉原」の、「ティーセット」には最近メイド喫茶に代表される(代表とはいえないかもしれませんが)「萌えの街・秋葉原」のイメージをそれぞれ込めているものと思われます。

 これは私の勝手な推測ですが。
 すずは古くからの秋葉原のイメージ(電気の街)を体現し、みどりは最近の秋葉原のイメージ(メイド喫茶に代表される萌え文化)を象徴する存在として描かれているのかもしれません。
 まだ連載1回目ですし、勝手な思い込みですが、次のような展開を勝手に考えたりします。

 古くから電子部品を販売する人たちにとっては、メイド喫茶などに象徴される、最近の萌えの聖地的な秋葉原のイメージは好ましくない。
 当然両者の間には反発・対立が生まれ、そうした大人たちの争いにすずとみどりが巻き込まれるも、最終的には和解・共存の道を歩む……。
 ただ、すずとみどりの間に、一時的にせよ対立が生じるのか、それとも二人は仲良しでいたくても、外部の人たちが引き離そうとするのか、そのあたりまでは分かりませんけど……。
 
 ここで気になるのが、すずと一緒にいることが多い「さいり」の存在です。
 彼女が、すずとみどりにどう関わる事になるのか。
 さいりがすずを好きだと思わせる場面が、何箇所かで見られるんですよね。
 はっきり指摘されるのは嫌というか、恥ずかしがっているみたいですけど。
  
 まずは、すずに幼なじみのみどりがいたことを聞かされて「…半田に幼馴染がいたんだ」とつぶやいたあと、すずに「妬いた?」と言われるも、力強く否定する場面があります。
 その後、すずのお店のチラシ配りをはじめは断るも、がっかりするすずに負けてか手伝うことになり、すずに「さいり…もしかして私のこと好き?」と聞かれて「ばッ!! 何言ってんのよー!!」とこれまた力強く否定する場面が出てきます。
 分かりやすいですね(笑)。
 更には散らし配りがちょっとした騒動になり、その後二人でラーメンを食べることになるのですが、機嫌の悪いさいりは「さいり大好き(はあと)」とすずに言われて「…あ 赤くなった」と言われて、またもや否定しますし(笑)。

 直後にさいりは「久しぶりに一日一緒に遊べると思ったのに……」とつぶやいています。
 ここでのさいりの様子は(セリフを含めて)本当に残念そうに見えます。
 先に挙げた幾つかの場面では、比較的コメディタッチの軽い雰囲気ですけど、この場面は、さいりのすずに対する気持ちの核心を表現しているのでしょう。
 
 こうなるとさいりは、みどりを快く思わないでしょう。
 自分の知らない幼馴染がすずにいた、という事実だけでなく、先に述べた「古くからの電気街としての秋葉原と、最近の萌えの街の秋葉原」の対立の視点においても。
 となると、さいりは当然すずを味方したり、すずの側に立つのでしょうが、それがかえってすずから疎まれる原因にもなりかねないので、難しい所です。

 すずと幼馴染のみどりと、さいり。
 この3人がどのような道を辿り、最終的にどうなるのか、今から楽しみです。


 以下に、気になった所とか面白かった所を箇条書きで。

・とにかく背景の書き込みがすごいです。
 秋葉原という場所を生き生きと、臨場感溢れるように描きたいという作者の気持ちの表れだと思いますが、如何に。
 さいりの店がある商店街の様子が描かれた絵を見ていると、表通りが整然としたものに感じます。
 商店街の方が活気溢れるようにも思えてきます。

・すずちゃん、自宅にいるとはいえ、はしたない格好はいけませんよw(え? 読者サービス?w)。

・さいりがすずの体臭をチェックする場面。どうして匂いをかぐのかな?w

・すずの電子部品を使ったおしゃれ演出講座ですが、かなり無理がありますw
 ワニグチクリップを耳に挟んだらかなり痛いのですけどw
 でもすずは、はさんでも大丈夫なのがすごいです(笑)。
 小信号用ゲルマダイオードは壊れやすいので、衝撃には気をつけましょうw

・すずが学校に行きながらお店を経営するのは、亡くなった祖父から聞かされた、彼らがしてきた事の「誇りと思い出」を守るためなのですね。
 単に電子部品・電子工作が好きだからではないみたいです。

・142ページ1コマ目のポップ。
 「うぃずりず」アニメ化決定されてますw 現実でもそうなりませんかね?

・すずの絵心の斬新さに笑う。これくらい破壊力がないと笑いは生まれませんw

・歩行者天国(現在は行われていませんが……)で、学校の制服を着てチラシ配りをすれば、イベントやパフォーマンスと思う人もいるでしょうね。
 二人とも災難でした。さいりはローアングラーの餌食になってますし、二人とも警官に注意されてますし。チラシ制作費は無駄に……?

・二人で食事中、みどりからの電話に店を飛び出すすず。お題も払わずに出て行った上、置き去りにされてさいり涙目(笑)。

・久々に再会した幼馴染はメイドさんの格好。すずも戸惑うはずですw
関連記事
コメント












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
トラックバックURL:
http://rapton.blog103.fc2.com/tb.php/209-077a6b0f
≪ トップページへこのページの先頭へ  ≫
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。