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「NSP復活コンサート!!」DVD版(NSP)

 2009-08-18
fukkatsu
 ここ最近NSPの曲をよく聴いています。彼らが生み出す切なさ、やるせなさ、物寂しさがとても好きなのです。何もそうしたものに心惹かれなくても……と思うでしょうが、好きなものは好きだから仕方ないのです。

 「NSPって何? 誰?」と思う方がほとんどと思われますので、ごく簡単に説明しますと……。
 NSPとは1970年代から'80年代、そして2000年代に活動していたグループです。
 メンバーは天野滋、中村貴之、平賀和人の3人(皆岩手出身)が基本。
 ただし'85年に中村が脱退、'86年に澤近泰輔、深浦昭彦が加入するも、'87年には平賀が脱退して自然消滅してしまいます。
 (以上敬称略)

 詳しいプロフィールは、NSP official websiteのProfileを。
 http://www.nspweb.net/profile.html
 しかし2002年1月26日、日本青年館大ホールにて「NSP復活コンサート2002」を開催。
 その時の模様を収めたのが、今回取り上げる「NSP復活コンサート!!」のDVDなのです。
 '87年に最後のライブが行われてから約15年ぶり、オリジナルメンバーの3人揃ってとしては約17年ぶりとなるライブ。
 ですが、そんなブランクを全く感じさせないほどに息の合った、そして素晴らしいライブを披露している事実に驚かずにはいられません。
 
 そして、これは本当に個人的な感想ですが、スタジオ録音版では今ひとつに感じられた曲が、見事なまでに鮮やかに、生き生きとしたものとなって甦っているようにも感じます。
 そういう意味もあり、私がNSPの曲を聴く時は、このライブのバージョンがほとんどです。

「NSP復活コンサート!!」DVD版(NSP) の続きを読む

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ワンダフル・ライブ

 2009-04-10
これは紹介せずにはいられない。
(YouTubeの動画を貼っていますので、PCでないと見られません。悪しからず)







物悲しき曲に心奪われ

 2009-02-21
 好きな音楽はその時々で変わる私ですが、今は物悲しい曲が好みです。突然ですが。
 というわけで唐突に今好きな曲など。
 どちらも東北の出身(山谷さんは秋田県、NSPは岩手県)というのも、何かの縁でしょうか。

◎「僕は3丁目の電柱です」(歌:山谷初男)


 1933年生まれの山谷さんが「2005年6月25日八ヶ岳山麓・輪の舎「RingLink Hall」にて」行ったライブの模様とのこと。
 70歳を過ぎてこれだけ声が出ることもすごいです。
 バックの演奏も、曲が持つ哀愁を存分に表現しているのも実にお見事。
 特にバイオリンの音色とフレーズに泣けてきます。
 歌詞は特に悲しいものでは無いのですけど、どうしてこうもメロディーは物悲しいのでしょう……。
 私の場合は、もう少しで夜になりそうなほど暗くなった夕暮れ時の景色が浮かんできます。
 みんなが家路を急ぐ頃、暗くなった街に街灯が灯る様子も思い起こされます。
 明日もまた同じような日々が続く、と思わせておいて、思いがけない別れがやって来そうな気配もどことなく感じてしまうのですよ。
 そのあたりが、この曲を聴くとどうにも物悲しくなる理由かもしれません。

 曲の後半あたりで、山谷さんが間奏が終る前に歌いだしてしまい、(慌てて?)バックが合わせるという場面もありますが、それもライブならではの楽しみだと思っています。

◎「北北東の風」(NSP)


 叙情味溢れるメロディーと歌詞を生み出し続けてきたグループ、NSP。
 一般的にはフォークに分類されますけど、基本的にはフォークと言うジャンルとは関係無しに、切なさ溢れる世界を聴かせてくれたグループだと思っています。
 1973年にデビュー、1987年に活動停止後2002年に活動を再開し、2005年に19年ぶりのアルバムを出すも同年にメンバーの天野滋さんが亡くなってしまったのでした(一応グループは継続中)。

 これは2004年10月23日、東京芝メルパルクホール(東京郵便貯金ホール)にて行われたライブより。
 レコードのテイクと比べるとボーカルの天野さんの声がやけに細いですが、このライブから1年も経たずに亡くなったことを考えると(恐らく自身がガンに侵されていることを知り、既に自らの死を感じていたのかも……)、何と言っていいのか分からない気持ちになってしまいます。
 そうした事情を差し引いても、この曲(歌詞・メロディー)が持つもの悲しさに心を奪われてしまうのですが。
 そして、やるせなさ溢れる歌詞世界の展開と裏腹の、前向きなサビの部分の歌詞もまた大好きなのです。

 Aメロの部分(というのでしょうか?)での歌詞は必ずしも共感できる内容では無いですけど、サビの部分の歌詞が大好きです。
 後ろを向いてばかりいたり、どうにもならないことに心を向けるよりも、今を大事に生きてゆこうというメッセージが、心動かす叙情的なメロディーと共に心を揺さぶるのです。
 サビの部分の歌詞だけ見れば、「花やか梅ちゃん」(師走冬子先生)にも通じるものがあるかも、と思ったり。

 あと、1番の歌詞で出てくるフレーズ(縁にまつわること)もお気に入りです。
 つい普段の会話でも口に出てしまいますから。
 いい出会いがあるのも、何かの縁。

 でも「北北東の風」と言う言葉にはどんな意味が込められていたのだろう。

 実は他には「アキラのジーンときちゃうぜ」(歌:小林旭)とか「赤いトラクター」(左に同じ)も良く聴くのですが、上に挙げた2曲とはカラーが違いすぎるので今回は触れません(笑)。

忘れた頃にライブレポ・ミニ

 2008-10-22
 今更ながら先週の事など。しかもマンガとは関係ないですし。

 先週の月曜日にゲーム音楽イベント、エクストラ2008に行きました。
 全部で10組近く出演していただけあり、トータル4時間の長丁場。一応15分間の休憩が2回ありましたが。

 個人的に満足した(良いと思った)のが、「古川もとあき with VOYAGER」とセガ・サウンドユニット「H.」の二組。
 前者は元コナミに在籍していた古川さんだけあり、コナミの往年の名作のゲーム音楽を演奏しまくって、聴いていて素直に嬉しかったし盛り上がってました。

忘れた頃にライブレポ・ミニ の続きを読む

『スーダラ外伝』:植木等

 2007-10-11
 以前記事にしたクレイジーキャッツのCD『ハラホロ盤』と『ホンダラ盤』を聴いているうちに、
もっと植木さんの歌を聴きたくなり、買ったのが『スーダラ外伝』。
 外伝と名付けられているものの、中身は充実しています。
 例によって特に好きな曲の感想を。

「無責任数え唄 ハイカラ版」
作詞:塚田茂 作曲:萩原哲晶 編曲:宮川彬良

 オリジナルは1964年発売のシングル「だまって俺について来い」のB面曲。
 今回も冒頭で「さあ、いっちょぶぁ~~っといっか(いくか)!!」
という植木さんの豪快なセリフに続き、思わず体が動き出す軽快なリズムのイントロ。
 
 曲のノリの良さはオリジナルとほぼ同じですが、植木さんの歌い方はやや軽くなった感じです。
 アレンジも、オリジナルにあった大太鼓や横笛などの祭囃子に欠かせない和楽器が無くなっています。
 そのせいか、全体的にあっさり気味の響きなんですよね。
 
 はじめて聞いたのはこちらの「ハイカラ版」で、その時は十分にノレる曲と思っていましたが、
オリジナル版を聞いた後では少しだけ物足りなさを感じます。
 それでもこれはこれで好きな曲であることに変わりは無いのですが。
 新たに加えられたワウワウエフェクターをかけたギターの音色、フレーズが印象的です。

 ちなみにアレンジを担当された宮川彬良さんは、宮川泰さんの息子さん。
 松平健さんの「マツケンサンバII」を作曲されたり、
NHK教育で放送されている子供向け音楽番組「クインテット」に
「アキラさん」役で出演されています。
 ちなみに番組内では全くしゃべりません。

「ハッスル・ホイ」
作詞:青島幸男 作曲:萩原哲晶 編曲:溝淵新一郎

 わずか1分強の曲ですが、とにかく勢いがあります。
 リズムも力強いですが、歌詞もまた力強い。
 もちろん植木さんの歌声、途中で入る豪快な笑い声もまたしかり。

 「ハッスルハッスルハッスル ホイ」と
 「何だか知らぬが 天下取った気分だよ」
 
 この繰り返しですが、聴いていると力も湧いてきます。
 さすがに「天下取った気分」とまでは行きませんが(笑)。

「よろしく音頭」
作詞:植木満子 作曲・編曲:比呂公一

 『植木等デラックス』のエンディング曲。
 作曲・編曲の比呂公一さんは、植木さんのご長男。
 作詞の植木満子さんは、比呂さんの奥さん。
 つまり一族のコラボレーションによる曲なのです。

 音頭とはいえ、ゆったりしたテンポ。
 歌詞は四季それぞれの光景を上手く切り取ったもので、しみじみとした味わいです。
 植木さんの歌も、軽みがありながら心に染みるものがあります。

「デタトコ勝負」
作詞:伊藤アキラ 作曲・編曲:宮川 泰

 歌詞も曲も実に人を食った感じで、平成版無責任男の歌、という感じがします。
 曲調も軽快に続いていたかと思うと、突然スローテンポになって、
読経のようなメロディになるのが実に秀逸。
 その時には植木さんもお経を唱えているかのようになって、いい雰囲気を作っています。
 元々植木さんの実家はお寺なのでお手の物、というところでしょうか。

 歌詞は歌詞で、人生の真理を解いているようないないような、
つかみどころのない内容です。
 まあ、人生深刻に考えてもしょうがない、という風に私は解釈しています。

 3番の歌詞
「歩だってひっくりかえしゃ 金になる 泥もこねれば 壷になる」
という所が特に好きです。
 弱いもの、役に立たないと思われるものにも
チャンスは巡ってくる、と思えるから……。
 今は上手くいかなくても、いつか何とかなる、
そんな気にさせる歌詞だと思うのです。

「スーダラ外伝」
編曲:宮川 泰

 14曲のおいしい所をつなぎ合わせた11分近くにわたる壮大なメドレー。
 ライブでは「しじみメドレー」というタイトルで披露されていました。
 (参考動画:YouTubeより「しじみメドレー」)
  ttp://jp.youtube.com/watch?v=li0Nnfqb4Wo

(削除されてしまいました……)
 
 個人的には、「スーダラ伝説」よりもこちらの方がお気に入りです。
 
 1曲目「ホラ吹き節」から2曲目「こりゃシャクだった」につながる所がとても好きです。

 全体的に陽気で、軽快でな曲が多いのですが、
「めんどうみたョ」や「万葉集」のように
こぶしをきかせた歌いまわしの曲もあり、
植木さんの歌の引き出しの多さに感心させられます。

 「スーダラ伝説」では取り上げられなかった「シビレ節」も歌われていますが、
問題となった部分の歌詞は変更されています。
(「じいさんも中気で」→「じいさんもあの世で」)
 流れとしては違和感は無いですが、不謹慎さから来る毒気が抜けてしまった感は否めません。
 テンポはオリジナルよりも速めになり、ビートも強調された感じになっていますね。
 曲のアレンジ自体は良くなっているように思います。

 曲の終わり、演奏が終わってもはしゃぎ続けて
お約束のギャグを披露してフィナーレ、という構成も良くできてます。

「ハイ それまでョ」
作詞:青島幸男 作曲:萩原哲晶 編曲:溝淵新一郎

 オリジナルとほぼ同じアレンジですが、ストリングスが加えられています。
 特に元の味を壊すことなく自然に溶け込んでいると思います。

 植木さんの歌い方もオリジナルに準じていますが、最後の部分は普通に歌ってますね。
 原曲では泣きながら歌っている感じでしたから。

 オリジナルの方が全体的にパワーあふれる感じですけど、録音当時で
30年近く経ってもあまり衰えていない植木さんの歌声はやはりすごいと思わずに入られません。

「どこまでも空」
作詞:伊藤アキラ 作曲・編曲:比呂公一

 テレビCM「三州瓦」のイメージソングとして使われていました。
 (サビの部分を聞いて思い出しました)

 ゆったりとしておおらかな曲調は、「植木さん、いい年の取り方をしているなあ」と思わせるものがあります。
 
 これまでの曲での歌い方が力強いものが多かっただけに、
この曲での淡々とした感じは少し違和感を感じます。
 でもこれがこの当時の植木さんにとっては、自然な歌い方だったのかもしれません。

 聴いていると小さなことにくよくよする自分がつまらなく思えるほど、おおらかな曲だな、と思います。

・1991年11月25日発売。
・ファンハウス
・税込定価¥3,000(税抜価格¥2,913)
・曲目解説byHARAX
・ライナーノーツ:三宅裕司

『クレイジーキャッツ ハラホロ盤』

 2007-10-01
 前回は『クレイジーキャッツ ホンダラ盤』(以下『ホンダラ盤』)について書きましたが、今回はそれの続編とでも言う内容の『クレイジーキャッツ ハラホロ盤』(以下『ハラホロ盤』。東芝EMI。05・1・26発売。2枚組み。定価3,200円)について。
 
 『ホンダラ盤』は1961年から1967年までの曲を収録していますが、この『ハラホロ盤』は1967年から1995年までの曲を収録しています。
 1枚目には21曲、2枚目には18曲の全39曲のこちらもボリュームある内容。
 ブックレットには、1967年から1995年までのクレイジーキャッツの歴史などを書いた4ページの解説、曲ごとの発表年月日と簡単な解説が付いています。
 CDの受け皿には24枚のジャケット写真が載っています。
 (レコードが15枚、CDシングルが9枚)

○Disc1
 1967年に発売された「万葉集」から1986年の「実年行進曲/新五万節」までの全21曲を収録。
 かつて「志村けんのだいじょうぶだぁ」でよく流れていた「ウンジャラゲ」(志村バージョンが本家だと思ってました)、「スーダラ節」のリメイク版、「スーダラ節’79」(編曲は宮川泰氏)、大瀧詠一氏が作曲と編曲を担当した「実年行進曲」や谷啓さんが歌う「おらぁグズラだど」「オムライスチョンボNo.5」(「ひらけ!ポンキッキ」で流れていたそうです。1983年発売)など、温故知新ものやレアな音源が楽しめます。

・ウンジャラゲ/植木等、ハナ肇とクレイジーキャッツ(1969年)
 作詞:藤田敏雄 作曲・編曲:宮川泰

 いつもの「青島・萩原」コンビではない曲ですが、全く違和感がありません。
 「月曜日はウンジャラゲ 火曜日はハンジャラゲ……」など分かったようで分からない摩訶不思議な歌詞と、徹底的に軽いノリのリズムにメロディー、植木さんの肩の力を抜きまくった歌いぶりが実に素晴らしいです。
 金曜日、土曜日、日曜日はイメージが結びつきやすいですけどね。

 2番の歌詞が「あけみちゃんはウンジャラゲ みどりちゃんはハンジャラゲ……」とよく分からない世界に突入ですw
 (推測ですが、あけみちゃんは三沢あけみさん、みどりちゃんは五月みどりさん、はるみちゃんは都はるみさん、さゆりちゃんは吉永小百合さん、じゅんこちゃんは藤純子さん?、みえちゃんは中尾ミエさん、からとられたのでしょうかね?)

 3番は「サラリーマンはウンジャラゲ お役人はハンジャラゲ……」と、やっぱり分かるような分からないようなw「みんなそろってランラランラランラン」となるあたり、私は「いつかこういう日が来るといいな」などとジョン・レノンの「イマジン」を考えてしまいます。
 そうか、この曲はイマジンよりも先に世界平和を歌った曲だったのか!(それは無い)

 途中一瞬ワルツのリズムになるところなど、聞いていてはっとさせられるものがあります。
 このあたりセンスがいいな、と思いますね。

 YouTubeに、「植木等ショー」(1967年?)の時の映像があるので、ご紹介。坂本九さんに森光子さんのお姿も!
 ttp://jp.youtube.com/watch?v=9jiRWdtYCIM
(削除されてしまいました)

・毎度毎度のおさそいに/植木等とオフィスレディス(1983年)
 作詞:伊藤アキラ 作曲・編曲:はやし・こば

 解説によると、大正漢方胃腸薬のCMに出演していた植木さんが歌っていたのだそうです。私はリアルタイムで見た(聞いた)記憶が無いのですが、スマッシュヒットしたそうで。

 明と暗が入れ替わる曲の構成は、「ハイそれまでョ」にも通じるものがありますし(こちらは「メジャー→マイナー→メジャー」という構成ですが)、これもノリのよい曲調がとても好きです。
 歌詞の内容も、「スーダラ節」っぽく、「わかっちゃいるけど やめられねぇ」といった人間の弱さといとおしさが表現されているように思います。

○Disc2
 
 こちらは’90年の「スーダラ伝説」から’95年8月の「サーフィン伝説/FUN×4」までに加え、ボーナストラックとして、映画などでは披露されたものの、結局レコード化されなかった「笑って笑って幸せに」を収録。
 「花と小父さん」は、『スーダラ伝説』に収録されたバージョンとは異なり、裕木奈江さんとのデュエットバージョン。シングルバージョンか?
 谷啓さんの歌も4曲収録されてます。

 ・スーダラ伝説/植木等(1990年)
 編曲:宮川泰

 全部で14曲(2回登場する「スーダラ節」を入れれば15曲)、11分近くにわたる壮大なメドレー。
 「スーダラ節」に始まり、「無責任一代男」、「ドント節」などのメジャーな曲中心ながらも、「ウンジャラゲ」も取り上げているのが嬉しいところ。
 全体的に華やかかつにぎやかな感じです。特にラストは「第九」と「スーダラ節」の見事なまでの融合が圧巻です。
 そういえば、1990年に植木さんが紅白に出場した時の歌がこの曲でしたっけ。さすがに短縮されてはいましたが。
 YouTubeにその時の映像がアップされていますので、興味のある方はご覧下さい。
 曲の終わりはまるで番組のエンディングかと思うようなにぎやかさです(笑)。
 (削除されたので、別のアドレスを以下に。内容は同じです)
 ttp://jp.youtube.com/watch?v=7oRuSXhG6xM
(これも削除されてしまいました)

・二十一世紀音頭/植木等(1991年)
 作詞:伊藤アキラ 作曲:三波春夫 編曲:井上鑑

 作曲が三波春夫さんという時点ですご過ぎですw
 随所で沖縄民謡のフレーズが出てくるのが印象的。

・針切じいさんのロケン・ロール(いや、どうもヴァージョン)[The Purple People Eater]/植木等
 作詞・作曲:Sheb Wooley 訳詞:さくらももこ 編曲:RINKY O'HEN

 原曲を聞いたことは無いですが、外国の曲なのですね。編曲の「RINKY O'HEN」(臨機応変?)は多分大瀧詠一氏の変名でしょうね。
 解説によると、この「いや、どうもヴァージョン」は未発表とのことです。
 「そのあと腰痛 足もとふらふら」の後の歌詞が、テレビで流れていたのは「とってもはりきり」だったはずですが、「はりきりすぎたかな」となってます。他にもいろいろ違いがあるのでしょうか。オリジナルバージョンのCDは聞いたことが無いので、詳しくは分かりませんが……
 さくらももこさんの書く歌詞は、青島さんなどと比べると深みには欠けますが、軽さは表現できているかな、という感じでしょうか。
 大瀧氏が編曲ですが、いつものゴージャスなサウンドではなく、幾分すっきりした音になってます。

・笑って笑って幸せに/ハナ肇とクレイジーキャッツ
 作詞:山口あかり 作曲:平尾昌晃 編曲:森岡賢一郎

 解説によると、1969年1月公開の映画『クレイジーのぶちゃむくれ大発見』で流れた曲で、1968年夏の『植木等ショー』では、藤田まことさんや谷啓さんと歌ったこともあるとの事です。
 シングル発売が予定されていたものの、結局未発売。

 歌詞の内容は、シンプルといえばシンプルですが、それが分かりやすさをかもし出し、聞く者の心にすっと入り込んでくる良さがあります。
 [笑って笑って幸せに」、この言葉はとっても大事なことだと思います。余裕がなくなると笑顔も消えがちになりますし、そうなると気持ちが落ち込んでしまいますからね。
 余裕を持って、気楽に考えて、笑いを保ち続けたいものです。
 でも、随所で現れるメンバーの笑い声はかなりヤケッパチ気味な感じはありますけれど(笑)。

『クレイジーキャッツ ホンダラ盤』

 2007-10-01
 何故か分かりませんが、急に植木等さんの歌が聴きたくなりまして、動画サイトで見つけた植木さんの歌を聴いているとCDが欲しくなるのは人の常。
 いてもたってもいられずCDを買いに行きましたよ。
 というわけで買った一枚が、今回取り上げる『クレイジーキャッツ ホンダラ盤』(東芝EMI。05・1・26発売。2枚組み。定価3,200円)。
 
 帯によると(結成?)50周年記念盤で、「スーダラ節」「ハイそれまでョ」などメジャー曲のほかに、市販されなかった音源(「スイスイ音頭」「ちんじゃらボッサ・ノバ」など)を含むCDだそうです。

 1枚目には20曲、2枚目には23曲の全43曲というボリュームで、聴き応えは十分。
 ブックレットには、4ページに渡り、1961年から1967年までの、クレイジーキャッツの歴史と彼らを取り巻く当時の状況が書かれた解説文があり、曲ごとに発表年月日と簡単な解説がついているので、初心者には嬉しい配慮となってます。
 CDの受け皿(?)にはシングル19枚のジャケット写真が載っているのも何だか嬉しいです。

 全部で43曲も収録されているので、お気に入りの曲全てについて語るわけにもゆかないので、各盤から3曲を選んで感想など。

○Disc1
・スーダラ節/植木等、ハナ肇とクレイジーキャッツ
 作詞:青島幸男 作曲・編曲:萩原哲晶

 原点にして頂点であり、到達点。定番中の定番ですが、この曲抜きに植木さんやクレイジーキャッツを語ることは出来ません。
 軽いようでいて人生の真理をとらえたような、とらえてないようなつかみどころのない歌詞、日本的でありながら、どことなくお洒落なところの漂うメロディーとアレンジ。そして植木さんの完璧なまでに飄々として嫌味のない歌いっぷり。全てが完璧。

・無責任一代男/植木等
 作詞:青島幸男 作曲・編曲:萩原哲晶

 サラリーマン賛歌のようでいて、実はサラリーマンを揶揄しているようにも感じられる、これまたとらえどころの無い歌詞。
 作詞の青島氏によると、「卒業、就職の時期に結核を患い、やむなく大学院に籍を置いて、療養生活を余儀なくされ、身の保証の何一つないヤクザな稼業に追いやられた私としては、『サラリーマンがナンボのもんじゃい』とうらみがましく思っていた」(『わかっちゃいるけど・・・シャボン玉の頃』)(ウィキペディア、青島幸男の項より)とのこと。なるほど。
 そうした事情を置いても、これまたメロディー・アレンジ、歌唱の全てががっちり上手くかみ合った曲だと思います。

・ハイそれまでョ/植木等
 作詞:青島幸男 作曲・編曲:萩原哲晶

 大人の夜の雰囲気たっぷりの、泣きのサックスの響きのイントロに導かれ、物悲しいメロディーに乗って歌い上げたかと思いきや、突然明るく、軽快な曲調に変わる様は見事としか言いようが無いほど。
 ここまで激しくスイッチの切り替わる曲はそうそうないのでは?
 ビートルズでさえここまですごい曲は作ってないしw
 2番と3番の間の演奏も緊迫感がある。
 最後は泣きながら歌ってますし。物すごい演技力。
 
○Disc2 
・無責任数え唄/植木等
 作詞:塚田茂 作曲・編曲:萩原哲晶

 青島さんが作詞ではないものの、十分に人を食った内容になっているのがすごいところ。
 数え歌なのに、「5・6・7抜かして知らん顔」ですし。
 バックの演奏も、とにかく聴き手を躍らせることに命をかけているようにも思えるノリのよいものになってます。
 実際聴いていると体がリズムを取ってますし。
 大太鼓の響きが物すごい音圧となって、聴き手に迫ってきます。
 (余談ですが『スーダラ外伝』に収録されたリメイクでは、随分軽い感じになってしまったのが少し残念。)

・遺憾に存じます/植木等
 作詞:青島幸男 作曲・編曲:萩原哲晶

 バックは寺内タケシとブルージーンズ。ロックバンドを従えながらも、曲調は和風なので、ロックというよりは、(強引にたとえるなら)民謡っぽい演奏になっているのが笑えます。
 もう少し細かく聞けば、歌の部分は民謡よりの、間奏部分ではロック寄りの演奏に思います。
 二つの異なる要素を違和感無く融合させたアレンジのセンスは、
中々のものではないでしょうか。

 楽器の音は昭和40年代前半の音、ですね。
 リバーブを深めに効かせたギターと、ペケペケした音色のギター、
ヒョロヒョロした感じの音色の電子オルガン…
 もうあの頃の音色です。
 でも、ドラムやベースは結構迫力ある音で迫ってくるんですよね。
 広がりもありますし。

 曲の最後でバック(というかギター)が上下にテケテケをして暴れまくり、それを植木さんが怒鳴ってたしなめる演出があるのですが、ここでの植木さんの怒鳴り声を聴いていると、実際はとても実直で真面目な人柄だったという植木さんの素顔が出たようにも感じられます。

・シビレ節/植木等
 作詞:青島幸男 作曲・編曲:宮川泰

 いろんなものに夢中になったり、苦労している当時の様々な世代・職種の人々を歌いつつ、「おやじはふぐ食って これまたまたまたシビレてる」とか「じいさんも●●(中気)でこれまたまたまたシビレてる」などアブナイ歌詞が織り込まれているのがまた素晴らしいですw

 以前、立川談志師匠がパーソナリティを勤めるラジオ番組でこの曲がかかったことがありますが、その時は伏字の部分に「ピー音」がかぶってましたね。
 更にはこの曲をかけた後に師匠が「こんな歌詞を書く人が政治家や都知事になっちゃいけないね」という旨を述べたのには笑いました。

 このCD、基調としている色が赤なのですが、カンの鋭い方は察しがつくとおり、青を基調とした『ハラホロ盤』もあります。
 恐らくビートルズのベスト盤、通称赤盤・青盤を意識しているのでしょうね。

『カナリア』藤みさき+

 2006-10-30
fm-plus-ca_jck_s.jpg 
 良くも悪くも脱力気味のボーカルが特徴のユニット。
 どうやらボーカルの藤みさきを中心に、ギター、バイオリンの2人がサポート、と言う感じだろうか。

 1曲目はキャッチーでポップ。
 2曲目はガットギターの音色を生かしたアコースティックなアレンジ。
 静かにしてシリアス。
 3曲目はバイオリンが印象的なポップス。
 4曲目もガットギターの音色が効果的。歌詞はとぼけたところがある。歌い方も…
 5曲目は勢いのある曲。悪くはないが、1度聴いたくらいでは印象に残りにくい感じではある。
 ラストはストリングスにピアノを中心にしたアレンジのバラード。

 トータルでは、悪くはない、と言った感じか。
 ジャケットのイラストはお気に入り。

 藤みさき+公式サイト
 http://nemyu.com/voice/fm-plus/
 『カナリア』紹介サイト(一部試聴可能)
 http://www.geocities.jp/misakichivoice/ca.html

ORITA 『Phill』

 2006-10-22
music_phill.gif

 男女2人のユニット。
 ボーカルは女性で、ガラスのように透き通った声。
 ひたすらに透明感あふれるサウンド。
 清冽な水の流れや澄み切った森林の空気を想起させる。

 ORITA
 NARUKI:All compose and arrange,programming
 NORIKO MITOSE:All Lyrics and vocal,backing voices

 ORITA公式サイト:ORITA Official Website
 http://orita-web.info/

杉山紀彰 『on the way オンザウェイ』

 2006-10-22
GNCA-7054.jpg   草の上を(?)二匹の猫が輪になって歩いている、
 というジャケットに興味をひかれて購入。
 全6曲入り。
 杉山氏は声優ですか…このCDのリリース元の公式サイトで
 はじめて知った。

 ジャンルで言えば、ポップス、ということになるだろうか。
 やや鼻にかかった歌声が気になるが、好みの問題だろう。
 歌唱力は可も不可もなし、と言ったところ。
 ただ、歌に表情が乏しいようにも感じられる。
 一本調子気味なボーカルを克服するのが課題か。

 楽曲はそれなりにキャッチーではある。
 1曲目は疾走感のある曲で、聞く者をひきつける…
 のだが、ボーカルの線の弱さ、上記の気になるところのせいで今ひとつ曲にのめりこめないのが惜しまれる。
 2曲目はエレアコの音色を強調し、爽やかさを演出。
 3曲目は歪んだエレキギターの音色が強調され、リズムも重め。
 曲調もシリアス気味だ。
 4曲目はアップテンポであるが、ボーカルは熱を帯びているでもない。
 良く言えばクール、悪く言えばバックとしっくりきてない。
 5曲目はゆったりしたテンポ。こういう曲調の方が合うような…
 6曲目はミディアムテンポで爽やか系の曲。 

 帯の裏側には猫の足跡が描かれているのがお茶目といえばお茶目。
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